天孫降臨てんそんこうりん

その昔、天は神様たちが住む高天原たかまがはら、地上は葦原中国あしはらなかつくに、地下は死者たちの住む黄泉の国と呼ばれていました。

ある日、太陽の神様であるアマテラスオオミカミが地上を見下ろすと、葦原中国あしはらなかつくには争いが絶えずとても混乱した状態でした。

  
 

アマテラスオオミカミは地上を素晴らしい国にするために、孫であるニニギノミコトに葦原中国あしはらなかつくにを治めさせようとしました。

  
 

その際にニニギノミコトは草薙剣くさなぎのつるぎ八咫鏡やたのかがみ八尺瓊勾玉やさかにのまがたまの三種の神器を授かりました。

 

それらを手にしたニニギノミコトは八百万の神を従え、高天原たかまがはらから雲をかき分けて葦原中国あしはらなかつくにへと向かいました。これが